看護師になると、行動計画というものを作成します。行動計画とはその名のとおり、1日のタスクとそれに伴った行動を書き記したものです。看護学校や研修でも指導を受ける重要なツールです。行動計画が重要な理由は、複数あります。
まず、業務の効率化です。タスクが視覚化されているのとされていないのでは、業務の効率が大きく変わります。タスクを頭の中だけで管理していると、タスクを思い出すことに脳のエネルギーを使わなければいけなくなるので、目の前の作業への集中力がそがれてしまいます。紙の上に視覚化されていれば、タスクを記憶しておく必要が無いので、目の前の作業に全てのエネルギーを使うことができるのです。
作業漏れの防止にもなります。行動計画には、タスクがスケジュール上にリスト化されています。そのタスクが終わるごとにチェックをしていけば、漏れなく作業を終わらせることができます。看護の現場で作業を忘れることは、患者の命に関わることになりかねません。
自分の行動を見直すことができるのも、行動計画の利点です。行動計画と1日の自分の行動を照らし合わせ、自分が至らなかった点や上手くできる点などを整理できます。看護師は日々成長できる職種です。キャリアアップの道も多く用意されています。その中で、毎日自分の長所と短所を認識して改善をくわえていくことは、とても重要になります。行動計画は、上手く使えば自己研鑽のための大きな武器になるのです。
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