一般的に看護師は、行動計画というものをそれぞれが作成し、それに従って日々の業務をこなしていきます。行動計画には大まかなルールしかなく、基本的にはそれぞれがやりやすい形で作成します。しかし慣れないうちは最低限の決まりなども分からないものです。行動計画作成における基本的な注意点は知っておきましょう。

まず、行動計画は優先順位を意識して作るようにしましょう。そもそも行動計画を作る目的の1つが優先順位をハッキリさせるためです。タスクの重要度や緊急度をしっかりと把握し、終了させるべきタスクに優先的にとりかかれる計画を立てましょう。

絶対ではありませんが、終わったタスクに斜線を引くことが推奨されます。事業所によっては義務付けられています。看護の現場であってはならないことは、業務のやり忘れです。誰かに迷惑がかかるとか、経済的な損失が出るとかではなく、看護の世界で業務を忘れることは患者の命に直結しかねません。

他人が見てもわかるように書くことも重要です。確かに行動計画は自分のために書くもので、他人にわかる必要はありません。しかし自分にだけ分かればいいからと書き方が雑になったり省略が過ぎたりすると、思わぬミスにつながります。常に誰かと共有するつもりで書きましょう。また、新人の内は誰かに添削してもらう機会が多くあります。添削する人の負担を増やさないことも大事です。たいていの場合、丁寧なものを提出すれば丁寧な添削が返ってきますが、雑なものには雑なコメントしか返ってきません。